擬音・擬態・擬声

10/03

週末音楽22

目次

ずんずんずんずんずんばばーん

破裏拳ポリマーのOPを久しぶりに聞いていたら、間奏にすごいテンションで佐々木功氏が叫んでいた。
テンションがすさまじいのでそれに圧倒され、意味が分かんないまま2番が始まる。

そんな意味があるのかないのかよくわからない歌を集めてみた。

カバトットのサンバ

カバトットのサンバ
by 加世田直人、コロンビア・メール・ハーモニー

カバとトットは仲良しこよし
カバとトットでカバトット

ここまではまだわかる。
こっから先

チョチョンガデンガラリンノデンガラリンノデンガラリンノチョチョンガデンガラリンノデンガラリンノドンウー

え?

わんさ!

わんさかワンサくん
by シンガーズ・スリー、ロイヤルナイツ

アメリカナイズされたこの素晴らしい手塚作品。
歌もアメリカン。注目したのは3番の歌詞。

長々の短じかの巻っき巻きのきワンサ!垂れ垂れの折れ折れの勃っち勃ちのちワンサ!

なんか卑猥に聞こえ始める。

勇者はマジンガー

勇者はマジンガー
by 水木一郎、コロムビアゆりかご会

マジンガーZのときには「みたか?君は。聞いたか?君は」と問いかけたり「強いんだ。大きいんだ。」とマジンガーZに関する具体的な描写があったのだが、次回作であるグレートマジンガーになったらこれ。

シュシュシューバンババンシュシュシュパシュパシュシュパシュパシュシュシュシュバーン

いきなり具体性に欠く内容。
ま、このあとは普通だけど。

ウラウラタムタムベッカンコ

ウラウラタムタムベッカンコ
by 大杉久美子、肝付兼太

もともとピリミー族の黒べえなのでハナモゲラ語になりがちなのはわかってはいるが、それにしても歌詞の大半は何言ってるかわからない。
ま、それがいい。

それにしても話は逸れるが藤子不二雄作品の中でもかわいい動物がいっぱい出てくる作品である。

ポケット宇宙

ポケット宇宙
by 山野さと子

最後はもう本当にすごいやつを。

ところで私の好きな歌でドラえもんの劇中歌である「ポケットの中に」という歌がある。
その中では「ぼくは君が見つけてくれるまでいつも君を待っているんだよ。こんな素敵な世界を君と旅するのをずっと待っているんだよ。」というような内容をポケットを比喩的に使って表現している。

さて、本作品もそんな感じでポケットを比喩的に使っているのかなと思ったら、まずタイトルが「ポケット宇宙」という謎の言葉で、最初から興味をそそられる。
てにをはのような助詞がないため、ポケットのような小さい宇宙という「A Tiny Universe like a Pocket」的な意味なのか
はたまたポケットの中にある宇宙という「The Universe in a Pocket」という意味なのか
さらにポケットは宇宙だのような「A Pocket is the Universe」や「A Pocket is Like the Universe」なのか、、、。
いろんな謎を抱えて、さまざまなことを連想しながら歌に入ってみると、、、

ポケットに入れたアメ玉みっつ

ほほーなるほど、叩いたら倍になったりとかアメ玉を君と分けあおうみたいな展開か?

らららポケット宇宙を飛んでいく

エー、、、

ポケット宇宙って「A Pocket flies to the Universe」ってこと?
主格+目的格ってタイトルなのか??
宇宙へ何しに行くのさ?

リューリューリューリューリューリューリューリューリューリューリューリュー

いやポケットどうなったの??てかアメ玉は???
説明してくれないまま次へ

どこかの星のどこかのおかの

あ、うん。広い宇宙の中からピンポイントで探していくわけね。

それで?

どこかの村のどこかの道で

はいはい。都市みたいなところではなく村限定なのね。しかも外ね。

それで?

だれかのポケットに入るために

え?え?ちょ待って。何が??
あれ?今までポケットが宇宙を飛んでいってたんだよね?
あれ?そのポケットがどっかの星の村の外歩いている異星人のポケットに入るために飛んでいたと。
A Pocket in a Pocketのマトリョーシカ状態。
その誰かさんも驚くだろうね。気づいたら2重ポケットになってて中にベタつく物質3つ入っているんだから。

アメ玉3個入ったポケットがわざわざ宇宙に飛び立ってしかも何ひとつ特定できないどこかのポケットの中へ。
だったら宇宙みたいな彼方まで行かんと隣の家の誰かでもよかったんでないの?
それで結局ポケットは入ることができたのかい??
どうなったの?
次は???

リューリューリューリューリューリューリューリューリューリューリューリュー

リュリュリュじゃわからねー

結局謎が謎を呼び1番は終わるのだが、この歌フルコーラスで聞くとさらにすごい。
2番で今度はポケットに消しゴムを1個入れて、ポケットが星座を消していくことになる。
さらに意味不明である。
なぜなら消しゴムが星座を消すならわからんでもないが、ポケットが消すとなるともう消しゴム要らないじゃんってなる。

例えば、名犬ジョリーのEDで「ふたりで半分こ」という名曲がある。
その中では

ビスケット1枚あったら、ジョリーとぼくとではんぶんこ

そうこの歌詞のように、原因と結果があるから前後の歌詞に繋がりが出てくる。
ビスケットがあるから、はんぶんこにするっていうと、すんなり意味が通る。
話を戻そう。

ポケットに入れた消しゴムひとつ
らららポケット星座を消していく
  • ポケットに消しゴムをひとつ入れた
  • ポケットが星座を消していく

この2つの事象について関連性が見いだせない。
もし仮に

ポケットにひとつ消しゴム入れたら
ラララポケット星座を消していく

となってたら、消しゴムを入れたことでポケットが消しゴムみたいな能力を持ち、星座を消していったんだね。ってなる。
その後どうなったかは推して知るべし。

リューリューリューリューリューリューリューリューリューリューリューリュー

リュリュリュじゃわからねー(2回目)
そしてやはり消しゴムを入れたとしても誰かのポケットに入りたがっている。
異星人も困るだろう。2重ポケットの中にこれまた見たことのない物質が入っていたら。

最後に

スキャット的なやつ(しゃらんらしゃらんらへいへいへいええい)とか、タイトルコール的なやつ(ズバッと参上、ズバッと怪傑)みたいなのは抜きしてなかなか刺激的なものがアニソンには多い気がする。


コメント: