dora-2019

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how about this time

来年のドラ映画
今ノリに乗ってる辻村深月を脚本に起用している。
これは期待していいのだろうか。

現時点で世間一般の期待値は大きいのだろう。

how about their promoting

ページを開くとイントロダクション動画が再生される。
藤本氏による漫画・映画にかける想いが語られ
その後に辻村氏のドラえもんに対する想いが読まれる。

ここまでで私なんかは単純だからすごいなぁと
なってしまう。

ただちょっと待ってほしい。
ドラえもんって児童〜小学生向け漫画
なのである。もちろんそのアニメ映画も
そうである。

少年少女が予告を見てドキドキワクワクして
「これは映画館に見に行かないと。おかぁさーんっ!」って
なるような作り方である必要性があるのでは
と思ってしまう。

作り手視点の意気込みを語られてもなぁという気にはなる。
子供たちはどう思うんだろうと。結構疑問に思ったりする。

わさびドラになってから、映画ドラえもんの
予告を見たことがないのだが、恐らく
ベーシックなやり方は今までやり尽くして
別なアプローチをした結果だと思いたい。

how about the previous ones

では、今までのはどうだったのか。
私が子供の頃ワクワクした予告を紹介。

Dinosaur

のび太の恐竜

何はともあれ初代ドラは外せないので。

当時の私にとって適度に難しいSF設定が
良かったんだと思う。
この予告でドキドキしてワクワクした。
恐竜の卵の化石からここまで話を
広げられるのがすごいと思う。

Magical World

のび太の魔界大冒険

5作目。映画ドラとしては厳密には1年に
2作放映した時期1があるため6作目。

ドラのひみつ道具のなかでの伝家の宝刀
もしもボックス2を使って魔法が使える
パラレルワールドを作り出して悪魔と戦う
という、SF作品なのにファンタジーを
展開するという逆転の発想がよい。
シリーズ中1位2位を争う人気のヒロインキャラの
魅力も相まって少年少女問わず人気を博した。

The Platoon of Iron Men


のび太と鉄人兵団

大長編ドラえもん7作目。

この予告編が一番ワクワクした。
今までの作品をストーリーで魅せるタイプ
だとしたら、今回は予告からアクションとしての
要素を色濃く出してきた。

未来の恐竜ハンターや

遥か彼方の惑星の悪徳企業や

アフリカ奥地で独自の進化を遂げた王国や

果ては海底に沈んだ古代アトランティスを守るAI

今まで本当にドラえもんたちはさまざまな危機から
いろんな人たちを救ってきた。
だがこののび太と鉄人兵団が今までと違うところは
今まで無敵のように描かれていたドラのひみつ道具が
ロボット兵団には効果が薄いというところ。
この危機感は6作目ののび太の宇宙小戦争でも
描かれており、このころから危機を脱する手段として
万能だったひみつ道具が、これでは歯が立たない敵が現れ始める。

分厚い装甲と高い火力を持つロボットが圧倒的な数物量で
地球に攻めてくるのを、4人の少年少女と1体の猫型ロボットで
守らなくてはいけない。3 どう考えても不可能なのである。
すぐそこまで攻めてきている状況で白兵戦は必至。
どう打開するか。最後はSF作品っぽい驚きの展開なのだが
ま、それを差し置いてもこの作品の予告はとてもおもしろい。

trailers are fun for me

予告って楽しい。ついつい騙されて失敗するタイプも
あるけど、それも話の種として楽しんでいたりする。

さてさて今回のドラはどうなるのか。


  1. 1.「ぼく桃太郎のなんなのさ」という作品が短編作品として存在しているがドラ映画としてはカウントしていないようだ。実はこのあともドラ映画9作目としてパラレル西遊記を作っているのだが、藤本氏の体調不良により原作がない作品となった。だが小学生の私はパラレル西遊記は映画10作目と思っていた。ちなみに大長編ドラえもんの10作目は「のび太とアニマル惑星」で、映画ドラえもんの記念すべき10作目は「のび太の日本誕生」である。
  2. 2.今回の新作では「異説クラブメンバーズバッジ」というとてもセンスのあるひみつ道具を使うのだが、これももしもボックスと同じでパラレルワールドを限定的に作り出す道具。
  3. 3.厳密にはもう1体のロボットと、もう一人、話の鍵を握る天使のようなヒロインがいる。

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