One and Only
彼は一時代を築いたとか
彼の出現で以降の歴史が変わったとか
この先彼を超える者は出てこないとか
彼がいたから今の自分はあるとか
世の中の作品は彼か彼以外かだとか
こんなかっこよく形容されてみたいもんだなと
思ったりもするけど、それなりの人格者で
ないと駄目なんだろうし、何かを得るためには
何かを捨てなきゃならんだろうしな。
平々凡々と波平 凡に生まれた私じゃ
到底無理な話。
The man the world needs
とある訃報を見て、故人の経歴を見たら
本当に凄いなと思ってしまう。
私なんか何もしてこなかったから。
特になんも考えずにここまで生きてきて
特になんも考えてる間もなく病気になって
特になんの考えにも及ばす死んでいく。
恐らくそんな生涯を遂げることに
なるんだろうけど、最近、特に自分に
何かの責務や枷を受けたとき
これからの人生を考えてしまうことがある。
Considering a rest of my life
自分が子供の頃見ていた芸能人が逝ってしまう、
自分が子供の頃聞いていた歌がCMでかかる、
自分が子供の頃大きな存在だったあの大人が
小さく見えた。
なんかそんなふとした切っ掛けで
後世になんかすこしでも残しておくべき
じゃないかと。自分のこの小さくて
狭い背中にも少しでも徳を積んでいるのならば
若い方々へ何かお返ししてあげたいなと。
none of your business
そんな恩返しをするみたいなことを
考えたとき、ふと私が若い頃のことを
思い出す。
Look at him!
He is a natural born busybody.
私が一番嫌いだったお節介な大人が
正にここにいるではないか。と。
あ、こりゃいかんな。
あれだけ嫌いだったあんな大人に
私がなろうとしている現実を
今噛み締めている。
あー、こりゃもう疲れてるな。
平日に休みをとって日本海に入水でも
してくるかな。死んでまうな。
この前隣町に行ったので
今度は逆方向に行こう。
食に逃げると太るので
歩くことでストレスを発散するのが
私の最適解。
歩くの大好き。どんどん行こう。