Do You know Special Vehicle Section No.2?
特車二課をご存知か。
警視庁警備部内に新設された
特科車両隊の2課であり
首都圏の汎用人間型作業機械犯罪1を
受け持つ部署。
今の城南島海浜公園辺り2に
位置する場所に二課棟がある。
バビロンプロジェクト3があるため
東京湾近辺での活動が多いと思いきや
彼らの守備範囲は多岐に渡る。
ある人からは超法規的活動と言われる4ほど
そのテリトリーはよく分からない。
汎用人間型作業機械、一般的にレイバーと
言われるロボットに係る、ありとあらゆる
犯罪、紛争、テロ、揉め事に至るまで
須く特車ニ課が出張ってくる。
時には大手多国籍企業5の陰謀に絡んだり
時には自衛隊の尻拭いや
時には雪まつりの警備、
時には村ぐるみの詐欺まがいの村おこし
騒動に巻き込まれたり
かと思えば、幾多のテロリストや思想家と
対峙していたりと、なんでも屋のごとく
八面六臂の活躍をみせている。
gonna see’em again
そんな警視庁の万屋であるニ課が
活躍する機動警察パトレイバーの中から
特に好きな話を昔話と共に紹介する。
My Favorite Episodes
紹介する前に、パトレイバーという作品は
設定やストーリーが作品によって違う。
大きく分けて、以下に分けられると思う。
- 旧OVA版と劇場版とそれに準じた小説版
- TV版と新OVA版と漫画版の一部
- 劇場版2作目とそれに準じた小説版
- 劇場版3作目と漫画版の一部プロット
- 漫画版
今回はアニメの話を紹介するので最後の
漫画版は除外。また、押井守監督でも
ヘッドギアすら関わっていない劇場版3作目も
除外。よって、それ以外の1、2、3の中から
ピックアップしていく。
それでは作品の時系列で
好きな話を紹介していく。
2nd Platoon gets ready to go
タイトル「第2小隊出動せよ!」(旧OVA1話)
記念すべきパトレイバーの映像化第1話6。
私が中学生のときに出会った本当に
とても奇異な魅力に包まれた作品。
奇異な理由は明白で、監督7の作風による
ものだと後になって分かる。
Story
研修?教習?を終え勤務先にバスで到着する
第2小隊の面々。よくぞここまで集めて
こられたなと、驚きと同時に呆れを感じてしまう
ような三癖も七癖もあるような連中。
- レイバーメーカー社長の御曹司
- トリガーハッピーな脳筋
- メンタルに難のある妻帯者
- 優しいフランケン
- 機械への偏愛をこじらせちゃってる女子
勤務先は埋立地にポツンと建つ工場の
ような特車ニ課棟。レイバー整備棟と
併設されており、寝食をともにすることに
なる整備班とそこで初めて出会うことになる。
小隊メンバー曰く、整備班の第一印象は
日本海軍航空部隊を描いた昭和の映画に出てくる
連中に見えたらしい。8
その整備班はその日朝から待ちわびていた。
なぜなら第2小隊に配備される最新型レイバーが
納品されるはずだったから。ところがまだ来ない。
納品までのルートを、警視庁のお偉いさんの
指示で、万年渋滞の首都高を使ったもんだから
今もなおレイバーを載せたトレーラーは
高速の真ん中で雪隠詰めの状態。
(レイバー運んでる運ちゃんのキャラが好き)
そんななか、待機任務中の第2小隊に
事件発生を知らせるサイレンが鳴り響く。
want you to know more
まずは何をさておいても記念すべき第一話を
紹介したのだが、見どころは
近未来の東京を描くSF作品であるがゆえ
突拍子のない設定や、飛躍したSF考証もない。
地に足つけた地味な導入から
キャラの濃い登場人物が見せる日常。
この作品の面白いところは
そんな日常風景を描きつつ首都東京を
日夜守り続ける特車ニ課のドタバタも
垣間見れる。
学生気分が抜けきらないところ9や
無線を家電気分でとってしまうところ10も
好きなところ。
このベースがあるからこそ、劇場版の緊迫した
ムードや、TV版のシャフトとの命がけの
攻防も際立つのである。
気が向いたら違う話も紹介したい。
1話をここで見れたりする。