NJS
Bruno MarsがFinesseを発表してからというもの
少しだけ私のNew Jack Swing熱がぶり返してきたので
ちょっとだけ昔を振り返ってみることにする。
the fever brought me back.
NJSとは何かと言われると
まず気持ち良いはねるスネアと1拍目に
オーケストラ・ヒットなどのSEが入るトラック。
んで、リフレインの利いたサビからの
切ないメロディのブリッジが入って
そのあとラップパート、そしてまたサビみたいな。
なんとなくこれが王道スタイルな感じ。
また、ダンスも欠かせない。
今回紹介するのは80年代後半から90年ぐらいまで。
なぜかというとFinesseという曲が
まさしくそこの年代をピンポイントで
狙ってきている作品だと思うから。
これより先になるとTLCがデビューしはじめたり
Teddy Rileyがもっとかっこよくトラックを
作り出すので、NJSの傾向が大きく変わってくる
から。なのでFinesseの曲調にはそぐわないなと。
Bruno Mars
Finesse(Remix) feat. Cardi B
by Bruno Mars
まずは何はなくともこれが今回の話題の一曲。
派手な原色の服に、スタジオにわざわざセットを
構えて歌っている。最近の日本の歌番組では
絶対にやらないスタイル。こういうの懐かしくて
私はとても好感が持てる。
LeVert
Rope A Dope Style
by LeVert
on Rope A Dope Style
Rapミュージックというものが
広く認知され始めたときに
Soul, R&BとRapを融合させてきたのが
このLeVertだったと記憶している。
それはあの革命的なTLCの1st Albumよりも
前にやっていた。
そしてこのアルバムジャケット。
今はなかなかこの配色のスーツは着れないよね。
Troop
That’s My Attitude
by Troop
on Attitude
似たような男性ボーカルグループが
ごっそり出始める90年代よりも少し前に
デビューしたTroopは、結構先駆けなのかなぁと
思っている。
TLCのDallas Austinや先のLeVertの中心人物
Gerald Levertのプロデュースでこのアルバムは
ヒットした。
Today
Girl I Got My Eyes on You
by Today
on S/T
こちらも男性ボーカルグループで
これぞ初期NJSの典型的な音作り。
それもそのはずでProduceにGene Griffinが
関わっているから、当然ではある。
Guy
Teddy’s Jam (Remix)
by Guy
on Soul Train
どのタイミングで差し込もうかと思ったけど
初期のGuyはこの企画には欠かせないだろう。
Teddy Rileyが居なければNJSをここまで
好きになっていなかった。
Funkが根底にあるからなんだろうな
こんなに好きなのは。
Queen Latifah
Fly Girl
by Queen Latifah
on Nature of a Sista
Cardi Bがfeaturingされているので紹介しようかな。
このアルバムと次のアルバムが好きなんだけど
HipHopアルバムとしてもR&Bアルバムとしても
楽しめる。
こっから、サントラ3連発。
Christopher Williams
I’m Dreamin’
by Christopher Williams
on New Jack City
このくらいの音の薄さというか
これが初期NJSって感じがする。
映画「ニュー・ジャック・シティ」の
サントラから。
動画も本編映像を使っている。
Stevie Wonder
Each Other’s Throat
by Stevie Wonder
on Jungle Fever
ソウルの神様もNJSっぽいことを
やっている。ラップまで披露している。
映画「ジャングル・フィーバー」の
サントラの一曲。
Tony! Toni! Toné!
House Party II (I Don’t Know What You Come to Do)
by Tony! Toni! Tone!
on House Party 2
映画「ハウス・パーティ2」のサントラから。
バンド形態を貫く彼らも最初はNJSから。
余談だがこのサントラは名作である。
Ralph Tresvant
Sensitivity
by Ralph Tresvant
on Ralph Tresvant
what a look…
あなたはセクシー男子。
そんなことを当時は言われていただろう。
成金の男でもなく、愉快な男でもなく
君に必要なのは繊細な男なんだよ、そう僕みたいにさ。
なんてあの顔で言われたら
any girls’ hearts will go onだろうよ。
ま、そんなことはどうでもよくて。
NJS全盛期に欠かせないプロデューサに
Jimmy Jam & Terry Lewisがいる。
彼らはミネアポリスのFunk畑から来た。
かなり好み。
終わりに
気が向いたら、またやろうっと。